世界社会奉仕


世界社会奉仕(WCS)というのは、ひとつの国のひとつのクラブまたは地区が他の国のクラブに人道的な援助の手を差し延べるロータリー・プログラムです。
典型的な例としては、そういう援助が発展途上の地域社会に送られてロータリーのプロジェクトがその地域の生活水準や生活の質を高める援助になるという場合です。世界社会奉仕の窮極の目的は世界の人々の間に善意と理解を築き上げることです。
 どこか他の国で価値あるプロジェクトに援助を必要としているクラブがあつた時、このクラブを見出す重要な方法は、年2回発行されるWCSプロジェクトー覧表、即ち開発途上地域における価値ある何百という活動や事業のリストを利用することです。この一覧表はエバンストンの国際ロータリー事務局に保管してあつて要求すればいつでも入手できます。それには、概算の費用が記載され、また担当者の名前も載っています。WCSプロジェクト交換はRIワールド・ワイド・ウエブ上の<www.rotary.org>でもこ覧になれます。
 人道的なプロジェクト、たとえば診療所、学校、病院、地域用水井戸、図書館等の建設その他の有益な活動に援助を必要としていたり他のクラブの助けを求めたりしているクラブはその要望を登録することができます。世界社会奉仕のプロジェクトで希望に合うものを授しているクラブは、プロジェクト交換に登録されているニーズのリストを容易に検討してみることができます。このようにして、プロジェクト交換はニーズと資滞・財涯を結びつける実際的な手段を提供します。
 すべてのロータリークラブは、毎年世界社会奉仕の新しいプロジェクトをひとつ引き受けるよう強く勧めるものであります。このWCSのプロジェクト交換のリストは、開発途上の地域のひとつにおける本当に必要なもの、プロジェクトの明細、その地域の受入れ協力をするクラブを見出すための優れた手段です。それからのやる仕事は、そのプロジェクトを完成させるための「仕事に取りかゝること」で、同時に友情と世界的な理解の懸け橋を築くことです。