職業奉仕


職業奉仕は「奉仕の第二部門」です。同僚ロータリアンに対して自分の職業の代表者として、その仕事の高い倫理水準の特徴や尊さを実証しようとする熱意ほど各会員とロータリーとの結びつきを深めるものはありません。職業奉仕のプログラムというのは、手仕事、工業、商業、職業の質を向上させる一方、お互いの仕事上の関係をよりよくすることを目的とするようなものを指します。ロータリアンは、各々が、その職業における日常の活動を通じて、よりよき社会に価値ある貢献をしているのだということをよく理解しているものです。
 職業奉仕は、若い人たちに就職の指導、職業情報、職業選択での援助などを提供することによって行われることがしばしばあります。クラブによっては、高校生向けの就職のための相談会を主催しています。多くのクラブでは、それぞれの地域社会で働いている個人個人の模範的な奉仕に敬意を表することによって職業の尊さを表著しています。前述の四つのテスト、その他の倫理的な称賛すべき職業の哲学を、これから働こうとする若い人たちに広報するということもよくあります。職業の話や仕事の問題の話合いも、たいていのクラブでは典型的な職業奉仕のプロクラムになっています。
 職業奉仕がどんな方法で表現されるかに関係なく、それは、ロータリアンが「あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深め」て「事業および専門職務の道徳的水準を高めること」を約束していることを明示するロータリーのバナーなのです。そういう訳で「第二の奉仕部門」がすべてロータリー・クラブにとって基本なのです。