規定審議会


ロータリーの初期の時代には、国際ロータリーの内規や定款の変更は例年の年次大会で発議され投票によって決められていました。国際大会の出席者数が増えて公開討論がずっと難しくなって来たので、提案が国際大会で票決される前にこれについて討議、分析する諮問グループとして、1934年に規定審議会が創設されました。 
 結局、1970年のアトランタ国際大会で、「規定審議会」は事実上ロータリーの立法的、あるいは、議事的な機関となるということが決まりました。この審議会は職権上の資格を持つ数人のメンバーの他に各ロータリー地区から各一名の代議員で構成されます。この審議会は3年に一回、国際大会の時以外の時期に会合するものとなっております。
 同審議会は、2001年に次の会合を開きますが、その職務としては、国際ロータリーの細則と定款、また標準ロータリー・クラブ定款への変更提案である「制定案」、そしてロータリーの方針と手続への変更勧告である「決議案」をよく検討して議決するという責任を持っています。ロータリー・クラブ、地区、理事会は提案を提出することができます。審議会の議決は最終決定となる前に世界の全部のロータリー・クラブによる検討に附せられます。これらのクラブの投票定数の10パーセントが審議会の議決に反対したなら、その立法案は未決となり、最終審議に付されます。
「規定審議会」はロータリーの会員全員に国際ロータリーの運営の条例に関する変更のための民主的な手続を提供しているのです。