クラブ例会における祈祷


多くのロータリー・クラブでは、適当な祈祷文か祝福のことばで毎週の例会を開会するのが習慣です。通常はそういう祈祷文は特定の宗教的な宗派や信仰を引用することなく捧げられます。
 ロータリーの方針としては、全世界を通じてロータリアンはいろいろ多くの宗教上の信仰、理念、信条を代表していることを認めています。各会員の宗教上の信仰は充分に尊敬されており、ロータリーでは各個人がそういう信念を信奉することを妨げることを意図するものはなにもありません。
 国際協議会や国際大会では、黙祷が捧げられるのが伝統的です。あらゆる宗教的な信仰心を尊敬し、多くの異った個人的信仰に対する寛容の精神で、すべての人々はりに参加するのは霊感に導かれる経験です。通常、国際ロータリー理事会や委員会の会合は、すべて、しばらくの間、黙祷をしてから始まります。この静寂の時間にロータリーは世界の宗教を代表しているすべての会員の信条に敬意を表するのです。
 各ロータリー・クラブは自治制になっていますから、クラブ例会で祈りや祈祷文を捧げる習慣はそれぞれのクラブの伝統としきたりに全般的に任されていますが、たゞ、これらの例会の儀式は、常に、全ての会員の宗教的信念と信仰に敬意を表するやり方で取り行われるべきだという理解が必要です。