新会員とロータリー精神を共にする


あなたは大部分のロータリアンが果たしていない責任と義務のことは御存知ですか。会費を払うことでしょうか?例会に出席することですか?クラブの奉仕活動資金に献金することですか?クラブの行事やプロジェクトに参加することですか?いいえ、そのいずれでもありません。
 ロータリー・クラブに加入する時に受諾する義務のすべてのうちで大部分のロータリアンが果たさないのは「ロータリー精神を共に分ち合う」という義務です。国際ロータリーの諸方針が明瞭に確認しているのは、各ロータリアンはロータリー精神を他の人々と共に分ち合う、そして資格のある人々をロータリー・クラブの会員に堆薦することによってロータリーを広げる手助けをするという義務があるということです。たいていのロータリークラブでは、新規の会員を推薦する努力をしたことがある会員は全体の30パーセントを割っていると推定されています。つまり、どのクラブでも他の会員になる資格のある個人を会員に堆薦することをしないで、自分だけロータリアンである満足感を楽しんでいる会員が多いということなのです。
 クラブ会員に関するロータリーの方針は次のように述べています。「ロータリーがその地域社会に充分な関わり合いを持ち、その地域社会の人々の要求に答えるためには、その地域内の充分に資格のある有望な人々の全部をクラブ会員に含めることが重要で必要である」その土地の電話帳のページをパラバラめくって見るだけで、たいていのクラブは全部の実業家や職業人の有資格者をロータリーに招き入れてはいないということがわかります。
 顧客、隣人、客先、販売人、重役、親戚、商売仲間、職業人その他の有資格者をロータリー・クラブに加入を推薦できるのはロータリアンだけです。あなたはロータリー精神を他の人と分ち合う義務を受諾したのですか。これを果たす手続はいたって簡単ですし、どなたでも、この人ならロータリーに入るべき人だという方を少なくとも一人は御存知のはずです。