切手の蒐集からボール・ルーム・ダンスまで、ロータリアンの趣味は会員と同様に多彩です。それにも係わらず、全世界の100万人を超えるロータリアンの間で、あるアマチュア無線ラジオ技師、或は、チェス・プレーヤーは、共通の興味を分かち合う他の人達を捜さなければなりません。しかし、趣味・職業別親活動のメンバーは、スポーツ・ダイピンクやエスペラントに対する共通な興味を分かち合うだけではありません。これらの人々は親睦や奉仕ばかりでなく、世界理解の増進に対する興味を分かち合っているのです。このようですので、ロータリアンの国際スキー親睦グループがスキー大会からの収益をロータリー財団に寄付したり、飛行ロータリアン・グループが医療関係職員や医薬品を空輸することは少しも不思議なことではありません。
　誰でも、職業別親睦活動の種類に目を向け、それらはどのように趣味的活動と異るかを見定めるだけでよいのです。美術やコミュニケーション、また金融／銀行業などの分野で共通の専門的興味で結ばれたロータリアンをもち、職業奉仕が、これらグループのメンバーに取り国際親睦と同様に重要な関心事であることは明白です。メンバーは技術的情報を交換し、自身の地域社会や国ばかりでなく、自身の職業に対する奉仕に専門的知識を取り入れる機会を攫します。眼科国際職業別親睦グループが、開発途上国における眼科手術をテーマとした専門的セミナーを開いたことなどは、その好例でしよう。