欠席に対する規定


標準ロータリー・クラブ定款には、ロータリー会員資格が例会に欠席したために自動的に終了させられる三つの条件を規定しています。その条件というのは次のものです。連続して4回、クラブ例会に欠席し、そのメークアップ(補填)をしない:6ケ月毎を一期間として、その期間の例会の60パーセントに出席しない、あるいは、欠席をメークアップしないこの6ケ月毎を一期間として、その期間に自分の所属するクラブの例会の少くとも30パーセントに出席しない。これら三つの場合は、クラブの理事会が事前に、その欠席を充分な理由ありとして許容することを承認していたのでなければ、そのロータリー会員資格を失います。
 上記のような規則は非常に厳しすぎると思われる人々も居るでしよう。しかし、クラブ例会に出席するというのが、会員がロータリークラブに加入の際に承諾した基本義務の一つなのです。定款規定は、ロータリーは定例出席を高く評価する、会員の直接参加による団体であるこを強調しているに過ぎません。ひとりの会員が欠席しますと、クラブ全体がこの会員との直接の交流を失うことになります。クラブ例会に出席するということが、すべてのロータリークラブの運営と成功の重要な部分であると見做されているのです。
 ロータリアンが連続して4回の例会を欠席したり、あるいは、その他の出席条件を無視したりすることは、このロータリアンがそのクラブからの辞職を申し出るのに等しいのです。クラブが会員の欠席という理由でその資格を終結させる時は、それは単に辞表の受理というだけのことであって、クラブ役員による懲罰行為ではありません。全てのロータリアンは欠席のもたらす結果をよく知っているわけですから、出席の条件を満たさないためにクラブを退会するということは、明らかにそのロータリアンの意志なのです。