保健、飢餓追放および人間性尊重(3−H)補助金


1978年の春、ロータリーでは保健、飢餓追放、および人間性尊重プログラムを創設して最も綜合的な人道的奉仕を開始しました。この3−Hログラムというのは、個々のロータリー・クラブやいくつかのクラブのグループの資力では賄えない大型のプロジェクトを引き受けるために計画されたものです。
1995年までに185以上の各種3−Hプロジェクトが承認され、58ヵ国で着手され、その充当額は米貨4,500万ドルを超えました。こういうプロジェクトの目的は、世界の諸国民の間で健康を向上させ、飢餓を減らし、人間的、文化的、社会的発展を助長することです。その究極の目標は国際理解と親善と平和を進めることです。
 最初の3−Hプロジェクトはフィリピンの600万人の子供をポリオ(小児麻痺)に対して免疫接種することでした。これが、ポリオ・プラス・プログラムの誕生です。3−Hが進むにつれて、世界の開発途上国の人々を援助する新しいプロクラムが追加されて来ました。いろんな国々で10億人以上の子供たちに大量のポリオ予防接種を行った他に、今度は3−Hでは栄養プログラム、職業教育、食糧増産のための灌漑改良、ポリオ罹患者のリハビリその他の活動を促進して来ましたが、これによって発展途上国の非常に多くの人々に利益をもたらしました。全ての3−Hプロジェクトはロータリー財団を通じてロータリアンの任意の寄付金によって支えられています。将来多年にわたって3−Hプロクラムは、ロータリアンがどこでも因っている人々の面倒を見たり心配したりしているすばらしいロータリー奉仕活動と見做されるのも尤もなことです。