「四つのテスト」

職業倫理について世界で最も広く印刷され引用されている声明文の一つにロータリーの「四つのテスト」というのがあります。これは、1932年にロータリアンのハーバードJ.ティラーが当時破産に直面していたシカゴ所在のクラブ・アルミニューム製造会社の管理を引き受けてくれるよう要請された時に創案したものです。テーラーは恐慌による財政難で泥沼にはまって、もがいている会社を救出する方法を探していました。彼は、従業員全員がその仕事を専門職の生活分野で守るべき24語のコード(規約)を作成しました。この「四つのテスト」が販売、生産、宣伝及び業者と顧客とのすべての関係に対する指針となってこの会社は生存を続けましたが、それはこの単純な哲学に負うものでありました。
 ハーブ・テーラーは1954−55年度の国際ロータリーの会長となりましたが、この四つのテストが1949年にロータリーの採用するところとなり、その後100以上の国語に翻訳され、幾千という形で発行されて来ました。このメッセージはすべてのロータリアンが知って守るべきものです。いわく、「言行はこれに照らしてから」:1.真実かどうか、2.みんなに公平か、3.好意と友情を深めるか、4.みんなのためになるかどうか