標準ロータリー・クラブ定款

国際ロータリーは世界で最も広大な領域にまたがる奉仕クラブの組織団体です。
それは159の国と地理的地域に存在し、何十もの言語、政治的・社会的構造、習慣、宗教、伝統に影響しています。世界の29,000以上のロータリー・クラブの全部がほとんど同一の様式で運営されているのは一体どうしてなのでしようか。これに対する基本的な回答は標準ロータリー・クラブ定款です。
 ロータリー・クラブとなるための設立許可を受領するための条件の一つに、1922年に採択された標準クラブ定款を受容れることというのがあります。この標準定款はクラブが遵守すべき経営管理の方法を規定しており、それには、毎週の定例例会の開催、会員資格と職業分類の手続き、例会出席と会費支払の条件、その他、公共の問題や政治的な立場に関する方針等が含まれています。
 この定款は世界の全てのロータリークラブのための枠組みを与えております。この標準クラブ定款が採択された時に、その当時、存在していた全てのクラブは、その時の定款を引続き保持してもよいという合意がなされました。その後、当時の、初期のクラブの大部分が標準定款を承認しましたが、1922年以前に加盟した少数のクラブでは、まだその従前の定款規程に従ってクラブ運営を行っています。
 この標準クラブ定款は、ロータリーという組織団体が何万という地域社会での運営を可能にしている大きな力の一つなのです。