毎年のロータリーのテーマ


1955年の国際ロータリー会長、A.Z.ベーカーは、強調すべきロータリーのプロクラムとして「われらの資源を開発しよう」というテーマを発表しました。その時以来、歴代会長がその任期の年のテーマを発表して釆ました。最も短いテーマは1961−62年度のジョセフ・アビーが選んだ「行動(Act)」でした。その他の1語のテーマは、1958−59年度のチャールズ・テネントの選んだ「奉仕(Serve)」と1968−69年度の東ヶ崎潔会長の「参加し敢行しよう(Participate)」でした。
 カール・ミラーは、1963−64年にその時代に即応したテーマを提案しました。いわく「宇宙時代に於けるロータリーの進路」。この他「時流に乗った」テーマは、1980−81年にロルフ・クラリツヒが創案した「時間を捧げよう、奉仕のために」と1973−74年にウイリアム・カーターが使った「今こそ行動の時」があります。コマーシャル宣伝に似たテーマが二つあります;「ロータリーでより良き世界を」(リチヤード・エバンス、1966−67年)と「手をさし伸べよう(ReachOut)(クレム・レヌフ、1978−79年)です。橋(ブリッジ)は顕著な比喩でした。ハロルド・トーマス(1959−60年)は、ロータリアンに「友愛の橋をかけよ」と強く勧め;ウイリアム・ウォーク、19ア0一ア1年、は「隔たりを取り除こう」;向笠広次、1982−83年、は「人類はひとつ一世界中に友情の懸け橋をかけよう」と宣言しました。
 世界的な焦点が1981−82年のスタンレー・マツキヤフリーのメッセージに当てられました。いわく、「ロータリーを通じて世界理解と平和を」。そして1984−85年にカルロス・カンセコもロータリアンに「見つけよう、奉仕の新生面」と呼びかけました。その他の年度では個人が強調されました。例えば、「あなたはロータリーです」(エド・マツクロウリン、1960−61年)、「善意はまずあなたから」(アンスト・ブライトホルツ、1971−72年)、そして「あなたが鍵です」(エド・キヤドマン、1985−86年)です。しばしばそれぞれのクラブにもっと関わりを持つようにとロータリアンに強く促すテーマがあります。例えば、「みんなにロークリーを、みんなに奉仕を」(ウイリアム・スケルトン1983−84年)や「ロータリアンとしてあなたの資格を効果的に」(ルーサー・ホツジス、1967−68年)などです。しかしながら、あなたが「もう一度見直そう」、か「再検討し刷新しよう」か、「奉仕の灯で道を照らそう」か、あるいは「人間に威信を」か、いずれにしても、国際ロータリー会長は、ロータリアンに強調すべき毎年のプログラムを与えます。1986−87年には会長のM.A.T.カバラスは「ロータリーは希望をもたらす」というロータリアンを鼓舞するメッセージを選びました。
 チャールズ・ケラー、1987ー88年、は「ロータリアン 奉仕に結束、平和に献身」というテーマを認めたし、一方、ロイス・アビーは、1988−89年、朋友ロータリアンに「ロータリーに活力を−あなたの活力を」と要請しました。ヒユー・アーチヤー(1ウ89−90)は、私たちに、「ロータリーを楽しもう!」と勧めてくれたし、パオロ・コスタ(1990−91)は、私たちが「ロータリーを高めよ、思いを尽くし熱意を尽くし」と呼びかけました。ラジエンドラ・サブー(1991−92)はロータリアンのみんなに「自分を超えた眼を」と強く勧告しました。1992−93年度、クリフォード・ダクターマンは、ロータリアンに「まことの幸福は人助けから」であることを喚起し、1993−94年度には、ロバート・パースはロータリアンに「行動に信念を、信念は行動に」と助言しました。1994−95年、ビル・ハントレーは、ロータリアンに地域社会の「友達になろう」と激励しました。1995−
96年度を通じ、ハーパート・ブラウンはロータリアンに「真心の行動、慈愛の奉仕、平和に挺身」を呼びかけました。1996−97年度、ルイス・ジアイのテーマは「築け未来を、行動力と先見の眼で」でした。1997ー98年度、グレン・キンロスは「ロータリーの心を示そう」と提唱し、ジエームス・レイシーは「ロータリーの夢を追い続けよう」と呼びかけています。