国連は、2000年までには、世界人口の過半数が都会とその周辺地域、多くは人口1,000万以上の大都市、に暮していると見積もっています。このような過密の地域での生活が人々に資源の不足をもたらし、緊張の度合い高めていることは疑いの余地もありません。
かって貧困と大都市内の腐敗に密接していた多くの問題は、大都市から離れた地域社会に広がりつつあります。次はそれらのあるものです:
■薬物やアルコール濫用に対する悪影響;
■ストリート・ギャングや社会暴力の蔓延;
■ホームレスの増加;そして
■十代妊娠率の上昇。
原因にはいろいろあります:
■失業と就職難;
■貧困と飢え;
■家族の価値の退化;
■家庭内暴力;
■読み書きと計算能力の不足;
■都市の退廃。
人は誰でも暴力や犯罪の恐れのない暮しを楽しむ権利を有しています。1996−97年度は、ロータリーは、全世界で7つの平和な都市づくり会議と6,000以上の新世代のためのロータリー会議を開き、これらの問題に特別な焦点を当てました。
ロータリアンたちは、自分達も周りの人たちの生活に相違を作ることができるという認識を探めて、それぞれの地域社会へ戻って行きました。
ニーズの規模を認め、RIの理事会は1997年より3年計画による「平和な都市づくり」を承認し、この社会奉仕の中心的面に本組織の資源を集中することを承認いたしました。ロータリアンとロータリー・クラブは、その地域社会を脅かす問題を見極め、地元の市民グループ、政府また民間団体と協力して問題を解決する活動を開発するために市民の調査を行なうことができます。
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