ロータリーの車輪の標識

車輪が初期の頃からずっとロータリーのシンボル(象徴)になっています。その最初のデザインはシカゴのロータリアンだったモンターグ・ベアの手になるもので、簡単なワゴン車の車輪とそれに舞い上がる挨と運動を表わす数条の線をあしらった図柄でした。この車輪は「文明と運動」を図案化したものだと言われています。初期の頃のクラブは大体その刊行物やレターヘッド(便箋)に何らかの形のワゴン車の車輪を表示していました。1922年に至って、すべてのロータリー・クラブはロータリアン専用の標識として単一共通のデザインを採用すべきだという最終結論に達し、翌1923年に現在のギヤ付き車輪に24箇の歯車の歯と6本のスポークを付けたものが「国際ロータリー協会」によって採用されました。これに対しエンジニヤーの人たちのグループから、この歯車付きの車輪は機械的にはぐらぐらしているのでギヤー(歯車)の中心に動力伝達用シャフトにそれを連結するための「輻」がないとうまく回らないだろうという助言があったので、1923年にこの「輻」が追加され、現在私たちが知っているデザインが国際ロータリーの公式標識として正式に採用されたものです。