選挙運動の禁止


国際ロータリーの興味ある内規のひとつは、「ロータリアンは国際ロータリーにおける選挙によって選ばれる役職に就くための選挙運動、遊説、宣伝などをしてはならない」と規定していることです。この規定は地区ガバナー、国際ロータリー理事、国際ロータリー会長、及び諸々の選挙で選出される委員会の役職を含みます。ロータリーの方針としては候補者または候補者の代理人によるパンフレット、文献、書翰などの配布を禁止しています。
 ロータリアンがロータリーの選挙で選出される役職のひとつに候補者となる意図を表明した後は、その立候補を推進するものだと当然解釈されるような演説の取決め、出掲、宣伝などを差控えなければなりません。選挙による役職の候補者に関してクラブに送付されてもよい唯一の資料は国際ロータリーの事務総長が公式に配布するものだけです。
 地区ガバナーや国際ロータリー理事のような選挙による役職の候補者となるロータリアンは、きたないやり方で他の候補者より優位に立ったと解釈されるような行動は避けなければなりません。選挙キャンペーンを禁止するこれらの規定を守らないと、立候補資格の取消しという結果になります。
 ロータリーではロータリアンの役職への奉仕の記録および適格性がそれ自体で独立して役立つので何ら宣伝や特別のパンフレット等は必要とされません。