研究グループ交換(GSE)


ロータリー財団の最も人気があり、その意義のあるプログラムのひとつは、研究グループ交換です。1965年に、カリフォルニア州と日本の地区間で最初の交換が行われて以来、この交換プログラムは事業や職業に就いて入る35,000人以上の若い男女に教育的経験を供与しましたが、この人数は凡そ6,500のチームに分けられて実施されています。このGSEプログラムでは、ロータリーの地区の二つが一対となってお互いに研究チームを派遣し、受入れを行います。1965年以来、ロータリー財団から研究グループ交換補助金とし米貨5,900万ドルを上回る金額が配分されています。
 CSEの魅力ある特徴のひとつは、訪問チームメンバーが訪問先のロータリアンとその家族に暖かい友情と歓待の精神で受け入れられ、歓談し、また一諸に生活するということです。この研究グループ交換は、もともとは男性のみでしたが、近年ではチームは男女両方を含むようになりました。
 GSEのチームは農場、学校、工場、事業所それから政府施設を訪問しますので、他の国のことを学ぶことの他に親善大使としての役目も務めます。チームのメンバーは、その訪問先の地域社会で受入れ側のホスト役のロータリアン、その他の人達に、自分たちの母国のことを色々説明します。最近では、単一職業あるいは文化的グループのチームによる交換が行われました。国と国との間に人道的プロジェクトを発足させたGSEチームもあります。そういう直接の個人的接触の多くが永続的な友情関係に開花しています。
 実際のところ、研究グループ交換プログラムはロータリアンの人達に世界的理解を増進するための最も楽しく、実際的で意義のあるやり方のひとつを提供しているのです。