同額補助金


ロータリー財団のいろいろなプロクラムの中に、ロータリー・クラブと地区が国際的なプロジェクトを実行するのを援助する同額補助金があります。1965年以降で6,200件の補助金が約165ヵ国のプロジェクトに授与され、その合計は5,600万ドルを上回るものになっています。
 クラブや地区は少くともロータリー財団に拠出を要請した金額と同額の寄付をしなければなりません。補助金は、世界の貧困な地域に於て病院の改善、学校計画の発展、井戸の掘削、身障者や特別医療を必要とする人々への援助、孤児院向資金の供与、衛生施設の創設、食糧医療品の配給その他多くの種類の国際地域社会奉仕のために授与されています。補助金の額は、米貨15,000ドルから米貨50,000ドルの範囲のプロジェクト向けのもありますが、たいていは米貨5,000ドルから米貨10,000ドルの範囲のものです。
 同額補助金は、恵まれない家庭のための簡易住宅を除き、土地購入や建物の建築には承認されませんし、またすでに実施中や完了したプログラムに使用することは許されません。主催するクラブのロータリアンが直接参加することが必要であり、その利益は補助金の受領者を超えて広がるべきものです。
 同額補助金プログラムはロータリー財団の非常に重要な部分であり、ロータリー・クラブが他国における意義ある国際奉仕プロジェクトを引受けるための重要な報酬を供与するものです。それらのプロジェクトは確かに親善と理解を育成するもので、これこそロータリー財団の目的に沿うものです。