カール・ミラー助成金


1963−64年度の国際ロータリー会長、カール・ミラーは、生前、草の根的レベルで完遂できる人道的活動に確固とした信念を抱いた人でした。会長として就任中発足させた組み合わせクラブおよび地区プロクラムを通じ、ロータリアンに、「人対人」の接触をもち他の国における奉仕の機会を見出すよう奨励しました。このクラブや地区の組み合わせが、世界社会奉仕の重要な構成要素となったのです。
 新聞社社主として成功したカールは、夫人のルースと一緒にロータリー財団へ惜しみない寄付を行いました。これにより「カール・ミラー助成金」プログラムが実現したのです。助成金は、クラブや地区の国際的参加を推進することを意図したもので、最高米貨3,000ドルを限度として国際的奉仕プロジェクトの開発に必要な旅費や関連費用のために支給されます。世界社会奉仕助成金はプロジェクト自体には支給されませんが、プロジェクトを成功に導く準備段階で必要な「人対人」の接触を支援するために支給されるのです。クラブや地区、あるいは、二つ以上のクラブや地区のグループのみがこの特別な助成金の受領資格を有しており、ロータリー財団は、毎年2回、8月と2月に、この助成金を支給します。